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ver1.3 設計構想 ― 通貨別最適化と戦略モードの分岐へ

前回のバックテスト(ver1.2)で、複数通貨対応によってトレード機会は増えました。
しかし、一律ロジックでは通貨ごとの特性に合わず、勝率が伸びないという課題も見えてきました。

そこで次のステップとして、通貨ごとの最適化&戦略分岐対応を盛り込んだ ver1.3 を設計していきます。


ver1.3のコンセプト

  • 通貨ごとにパラメータ(TP/SL, フィルター強度)を最適化
  • AI風に“戦略モード”を自動で切り替え
  • 成績に応じて“運用停止/強制反転”などの判断も可能に

通貨別ロジック分岐(例)

通貨TP/SL比モード特徴
EURZARTP2.0 / SL1.0攻め高ボラ×高スワップ、スイング重視
AUDJPYTP1.5 / SL1.0通常安定トレンド狙い、バランス型
USDCHFTP1.2 / SL1.0守り小動き、慎重な逆張り向き
GBPJPYTP2.5 / SL1.5爆益特化モードボラがある時だけ強気参戦
EURNZDTP1.8 / SL1.0通常全体の補助・調整役として運用

新機能案(実装検討中)

✅ 1. 自動モード切替(AI風)

  • 通貨ごとに「通常/攻め/守り/爆益」などのモードを持たせる
  • 成績・市場状況に応じて EA が自動でモード切替

✅ 2. 連敗フィルター

  • 連続3回以上の負けでその通貨の新規取引を一時停止
  • 時間で復帰 or 勝率回復で再稼働

✅ 3. 通貨別ログ&成績トラッキング

  • 通貨ごとにCSV出力を分けて保存
  • 勝率・損益・エントリー回数などを別々に集計し、自動判定に利用可能に

設計思想の変化

ver1.0〜1.2までは、「EA全体としての一律判断」が前提でした。
しかし、**ver1.3では「通貨ごとに最適な判断を行う個別AI群」**のような思想へと進化していきます。

これにより、特定通貨がダメでも他の通貨で補える柔軟性・生存力が飛躍的に上がることが期待されます。


おわりに

ver1.3は、全自動マネーマシンの中でも初の“通貨ごとに最適判断をする賢いEA”を目指すフェーズ。
多少複雑になりますが、その分勝ちに近づくための本格的な設計段階
に入ったとも言えます。

次回は、この設計をもとに ver1.3 EAの実装とバックテスト結果レポートをお届けします!