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ver1.4 バックテストレポート ― EAが環境適応力を手にした結果は?

Adaptive EA(自動判断型EA)として進化を遂げた ver1.4。
市場クローズ対策や曜日ブロック、損失制限など、実運用を見据えた機能を多数搭載したことで、
そのパフォーマンスにどのような変化が生まれたのでしょうか?


🔧 バックテスト環境

項目内容
テスト期間2021年1月〜2024年10月
時間足H1
初期証拠金100,000 USD
ロットサイズ0.01固定
対象通貨ペアEURZAR, AUDJPY, USDCHF, GBPJPY, EURNZD
搭載機能曜日ブロック、時間帯制限、損失制限、自動通貨選別(初期)

📈 バックテスト結果

  • 最終残高:99,878.71 USD
  • 損益:-121.29 USD(約 -0.12%)
  • 大きなドローダウンなし(滑らかに減少)

📝 検証ログから読み取れること

✅ ポジティブポイント

  • 複数通貨に分散したことで、連敗時でも損失が限定的
  • 通貨ごとの TPヒット成功例(AUDJPYなど)あり
  • 金曜日ブロック&時間制限がしっかり作動しており、不要なトレードが抑制された

❌ 改善が必要な点

  • 一部通貨で「注文失敗(Market Closed)」が複数回発生 → タイミング微調整が必要
  • 結果として 利益よりも損失の方がやや多く、収支はマイナス
  • 勝ちトレードの利幅が小さく、リスクリワードが悪い傾向が残っている

✨ 次のステップ(ver1.5)

ver1.5では、いよいよ「AI風のモード自動切替ロジック」を実装予定。
トレンド相場ではTPを拡大して利益重視、
レンジ相場では抑制モードまたは逆張り戦略へと自動で動きを変える賢さを導入していきます。


おわりに

ver1.4の目標だった「負けすぎを防ぐ機能の実装」は概ね達成。
今後は「どう勝ちに転じるか」というフェーズに移行していきます。

次回は、ver1.5のAI風設計とロジック構築について記事化&EA作成に進みましょう!